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Takaのビックリ映画館

元はこの僕、Takaがホラー映画、SF映画やアクション映画を紹介、レビューするブログでしたが、名前を新たに、僕が観た様々なジャンルの映画を独断と偏見でレビューするブログに変身しました(笑) *過去の記事には刺激が強い内容を含むもの(主にホラー、スプラッター系)がありますので、KIDSと下ネタ嫌いな人はご注意ください!!

ベルセルク 黄金時代篇三部作

1989年から、現在までヤングアニマルで連載されている三浦健太郎の人気コミック「ベルセルク」。
未だにアニメシリーズが制作され、現在シーズン2が放送されているこの作品ですが、僕は今回紹介する映画の黄金時代篇三部作と、アニメシリーズのシーズン1を観て、すっかりこのダークファンタジーな世界の虜になってしまっています(笑)

もうね、なんで中学生くらいのときにこんなに面白い作品と巡り会えなかったんだろうと思ってるくらいでして、僕の中ではある意味ベスト級といっても過言ではありません。

中世ヨーロッパにおける戦火の時代を舞台として繰り広げられる、血生臭くも美しい物語。 
神話をモチーフに、壮絶な残虐描写と性描写を取り入れられた、このハードな世界観は他者の追随を許しません。
また練りに練られた様々な設定も秀逸で、これによって西洋の絵画のように美しく、もはや芸術作品とも言える物に仕上げられているんですね。
また、合戦の描写も現実的でありながら、同時にアニメらしい表現も忘れていない出来となっているのです。

そして何より、キャラクターたちの魅力。
特に、まるで「デビルマン」の不動明と飛鳥了の関係を彷彿とさせる主人公のガッツとグリフィスの友情と確執が大きな屋台骨となっています。
単純に男として、肉体的にも精神的にもかっこいい戦士ガッツと、理知的で中性的な美しさを持つ誇り高き騎士グリフィス。
最大の親友であり、またライバルでもあるというこの2人の関係が、物語をありふれた勧善懲悪として終わらせることなく、作品をダークな雰囲気に包みこみ、さらに骨太なものへと仕上げられているのです。




序章から時を遡り、ガッツの生い立ちから鷹の団での青春時代、「蝕」、復讐の旅に出るまでを描く。

死んだ母親の骸から泥の中に産み落とされたガッツは、偶然通りかかった傭兵団に拾われ、過酷な環境の中で育ての親から剣術を教えられ、幼い頃から戦士として戦場で生きていく。ある日、育ての父を殺害してしまったガッツは傭兵団を脱走、流れの傭兵として各地の戦場を転々とする生活を送るようになる。そんなある時、ある城での攻防戦において凄腕の騎士を倒したガッツに、傭兵団「鷹の団」団長グリフィスが目を留めるのだった。


こうして見てみると、何よりガッツの壮絶な人生に驚きますよね・・( 死んだ母の骸から・・・っていうくだりでギブアップする人いるんじゃないでしょうか・・・)
幼い頃から戦士として生き、自分自身だけを信じてきたガッツ。そんな彼がある日出会ったグリフィスにその実力を見出されれ、鷹の団に入ることになりますが、まずこの「ホモソーシャル的なきゃっきゃ感」が堪らん!という人がいるであろう展開が衝撃的。

何せグリフィスはガッツに「俺はお前が欲しい」、「お前は俺のものだ」なんて言うんですからね・・・
いやね、「俺の部下になれ」とかならわかるけど、こんな独占欲強い言われ方したら、そりゃガッツだって「俺はそんな趣味ねぇぞ」って返したくなりますわな(笑)

まあ、結局はグリフィスの美しい容貌とその高いカリスマ性に負けちゃうんですが。
ここはシリアスでありながらもホモっぽい、少し笑えるとこなんですけど、そんな2人のやりとりを見ていた鷹の団の女隊長キャスカは大変ご立腹。
キャスカはグリフィスに対し、恋愛感情よりはむしろ尊敬の念を抱いており、自分が認められたいという承認欲求があるわけです。

グリフィスはキャスカの純粋な心に気づかず、ガッツにホモホモしいことを言ったもんだから、キャスカの怒りがガッツに飛んでいきます(悲惨だ・・・)
そんな奇妙な関係(?)の3人も、戦を重ねていくうちに徐々にお互いを認め合うようになります。
最終的にガッツは、グリフィスが王女にかけた言葉によって、彼の元から離脱し、自らの足で歩むことを決意しますが、これが本当に皮肉なことなんです。
そもそも、グリフィスはガッツは自分から離れることはないという、絶対的な自信があったにも関わらず、あることがきっかけで人を殺め続ける人生を生き続けることに疑問を抱いていたガッツに、ある意味答えといえるものを提示してしまったのです。
そんな悩みと戦うかのように剣を振り続けるガッツ、そして彼の考えていることなど予想だにしていないグリフィスたち鷹の団はドルドレイ砦を攻略した後、貴族として国に迎えられることになります。
もう戦士として戦い続ける必要はなくなったと、多くの兵が考える中、ガッツはついに鷹の団を去ると打ち明けます。
ガッツを失いたくないガッツは、グリフィスと決闘しますが、勝ったのはグリフィスではなくガッツ。 初めて会ったときとは違い、自らの生きる道を決めた男に負けることなどありえなかったのでした。
ガッツを失ったことで吹っ切れてしまったグリフィスは、なんと絶対に手を出してはならない王女と姦通してしまいます。
代償としてグリフィスは、地下牢に閉じ込められ、凄惨な拷問を加えられた挙句、廃人と化してしまいました。

その後、ガッツは再び鷹の団に舞い戻り、共に死線を越えていくうちに相思相愛となっていたキャスカと結ばれます。
その後、鷹の団はグリフィスを救出することに成功しますが、もはや鍛え上げられた肉体など消え去るほど痩せ細り、言葉すら発することができないほど衰弱していたグリフィスには、戦場に戻ることなど不可能でした。
完全に深い闇へと堕ちてしまったグリフィスに呼応するかのように、彼の身に着けていた真紅のベヘリットがゴッドハンドを召喚。
「降魔の儀」を行うための生贄として、キャスカたち鷹の団が選ばれ、絶体絶命となったガッツ。
やがて彼の一生を蝕む凄惨な光景を目にすることとなり、長い復讐の旅へと続くのでした・・・

ここまで壮大で、ダークな世界でありながらも、更に続きを観たくなるような中毒性がこの作品には宿っています。
単純なアクションシーンは迫力があるし、見ごたえ十分ではあるけれども、それ以上にストーリーと世界観がしっかり作られているため、アニメを観ているというよりも、「ロードオブザリング」などのような分厚い小説を読んでいるような感覚に陥ります。
作りこまれた壮大な世界観という土台があるからこそ、中身であるアクションシーンや人間ドラマがしっかりと落とし込まれ、作品としての完成度を高めることに成功しているのです。
もちろん、原作が素晴らしいのだから、良いものにならないほうがおかしいと思う人もいるかもしれません。
しかし、その素晴らしい原作を土台として、アニメ作品として肉付けしていくということは必ず成功することではないと思います。
そういう意味では、この三部作は原作の良さを生かしつつ、完成度の高い作品としてよくできているのではないでしょうか。

現在は、軽めの作風が主流のようにも見受けられますが、もっと「ベルセルク」のような重厚な作品がもっと増えてもいいのではないでしょうか。 軽い作風は、それはそれでいいのですが、やはりこういう重厚な作品もあるからこそ、アニメは面白いんです。
また、僕のレビューを読んで、今まで「ベルセルク」を知らなかった方も、残虐描写や性描写さえ気にならなければ、観てみるのも良いんじゃないかなと思います!


  1. 2017/06/10(土) 19:46:00|
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9 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
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