FC2ブログ

Takaのビックリ映画館

元はこの僕、Takaがホラー映画、SF映画やアクション映画を紹介、レビューするブログでしたが、名前を新たに、僕が観た様々なジャンルの映画を独断と偏見でレビューするブログに変身しました(笑) *過去の記事には刺激が強い内容を含むもの(主にホラー、スプラッター系)がありますので、KIDSと下ネタ嫌いな人はご注意ください!!

ゴジラ対ヘドラ

僕は基本的に、所謂メジャーな映画が好きなのですが、ときに変わった映画を強烈に欲することがあります。

60年代から70年代にかけて流行ったアバンギャルドと呼ばれる映画群がありまして、代表的なものだとフランスのヌーヴェルバーグ(ジャン・リュック・ゴダールや、フランソワ・トリュフォーといった監督が有名)などの、今までにない新しいものを作ろうという試みのことであります。

アバンギャルドは、古典的なハリウッド映画ではタブーとされていた、ドラッグ、セックス、ヴァイオレンスといった要素が多分に散りばめられ、目が疲れそうな程のサイケデリックなカラーが特徴的でありまして、ストーリーは現代社会の風刺が込められていたり、脱力感があったりするものが多いです。

そうした反抗的かつ、前衛的な要素を持った映画がアバンギャルドであります。
日本にでもアバンギャルドな映画が数多く作られましたが、なんとゴジラシリーズにおいて今もなお名作として語り継がれるアバンギャルドな作品があります。

それが、今回紹介する「ゴジラ対ヘドラ」です。

海洋汚染が進む駿河湾の河口でオタマジャクシに似た奇妙な生物が見つかる。漁師の吾平からそのことを知った海洋生物学者の矢野は息子の研と共に調査へ出かけるが、矢野は海底で謎の生物に襲われて重傷を負い、研も海岸で巨大なオタマジャクシの生物を目撃する。それ以来、海では原因不明のタンカー事故が相次いで発生するのだった。

ゴジラが大好きな研は、ヘドロだらけの海を見たらゴジラも怒るだろうな、と考える。そんな汚れた海から産まれた怪獣ということで、謎の生物は「ヘドラ」と命名された。そしてある夜、工場の排煙を求めてヘドラが上陸してくる。ゴーゴー喫茶で踊っていた行夫とミキはヘドラに遭遇するが、そこへゴジラが出現。二頭は激しい戦闘を繰り広げるが決着は付かずに終わる。翌日、街には硫酸ミストの被害が蔓延していた。矢野は散らばっていたヘドラの細胞から恐るべき生態を暴き、さらに二人の目撃談からヘドラの新たな能力を示唆する。

次々と変貌を遂げるヘドラ。人類に打つ手はあるのか、そしてゴジラとの戦いの行方は……?

個人的にこの映画はゴジラシリーズの中で、1作目に次いで好きな作品なのですが、ゴジラシリーズとしてではなく普通の映画としてもかなり好きであります。
単純に面白いからというのもありますが、ある意味1作目に繋がるといえるテーマを持っている点も好きな理由であります。
70年代に騒がれていた光化学スモッグなどの公害は、日本の社会問題になっていました。人間の負の遺産である公害から生まれた怪獣であるヘドラと、同じく負の遺産である水爆から生まれたゴジラが戦うという、科学の被害者同士の対決を描いているのです。
また、人間が自分たちにとって脅威であったゴジラよりも、新たな脅威であるヘドラを憎み、ゴジラに倒させようとするところにも人間の業の深さがよく表れています。

さて、変な名前だなと思われそうなヘドラですが、実は僕の一番好きな怪獣であります(笑) 布を上から被ったようなお化けみたいな体に、女性器をモチーフにしたという独特な形の目。まるで怪獣というよりは妖怪のような思い切ったデザインは、過去のゴジラ映画に登場したエビラやクモンガ、カマキラスといった、デカイだけの虫やら海老とは明らかに格の違う、非常にオリジナリティがあるものであります。

しかもゴジラよりデカくて強い!(笑) 実際、劇中でゴジラはあり得ないほどの傷を負わされてしまいます。またヘドロであるが故、カッサカサに乾燥させない限り何度でも蘇る(!)ために自衛隊を度々苦戦させる、実に困った怪獣であります(笑)
そんなヤツですが、何だか憎めない、不思議な魅力を持った怪獣だなと思いますね〜!

ヘドラが好き過ぎて彼(?)のことばかり語ってしまいましたが、兎に角変な映画です(笑) 例えば、ダンスクラブにて一瞬ボディペインティングに見えるエッチな格好をした女が踊り、それに合わせて若者たちも踊っている。ある男には若者たちの顔が魚に見えてしまう...というような意味不明なシーンがあります(笑)

また、この映画では研少年がゴジラのソフビ人形で遊んでいるシーンがあります。
つまりこの映画の世界観はゴジラが映画作品として存在している、僕たちが住む世界と似ているのです(ゴジラが実在している点以外は(笑)。

最後に特筆すべきなのは、オープニングテーマである「かえせ!太陽を」ですかね(笑) 陽気でポップな曲調とは対照的に、ダークでネガティヴな歌詞で歌われるこの曲は、70年代の公害問題を思いっきり皮肉っています。この辺はヒッピー文化の影響でしょう(笑)

ゴジラシリーズとしては異色作であるものの、初代ゴジラが持っていた科学の暴走というテーマをしっかり持ち合わせているこの映画、ゴジラシリーズを観たことのない人にもオススメです!




  1. 2016/01/30(土) 20:58:08|
  2. 怪獣映画
  3. | コメント:0
<<カイル・クーパー特集 | ホーム | 犬神家の一族 (1976年版)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Taka

Author:Taka
大学生の映画好き男子です(笑)下記は簡単な自己紹介!
 
住んでいる場所...関西のどこか

超・僕的好きな映画オールタイムベスト10...
1. ブレードランナー
2. 椿三十郎 
3.スタンドバイミー 
4.パンズ・ラビリンス 
5.セブン 
6.勝手にしやがれ 
7.ゴジラ(1954) 
8. 映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!モーレツオトナ帝国の逆襲 
9 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
10. スパイダーマン2

超・僕的好きな映画ベスト10(2010‘sEdition)
1. マッドマックス 怒りのデスロード 
2.シン・ゴジラ 
3.BLAME! ブラム 
4.アイ・アム・ア・ヒーロー 
5.ズートピア 
6.スーパー! 
7.劇場版 魔法少女まどかマギカ 叛逆の物語 
8.エール! 
9.オデッセイ 
10.ドライヴ


好きな映画監督...リドリー・スコット、ジェームズ・キャメロン、ギレルモ・デル・トロ、黒澤明

好きなハリウッド俳優...アル・パチーノ

好きなハリウッド女優...シャーリーズ・セロン

好きな漫画...クレヨンしんちゃん、ケロロ軍曹

好きな食べ物...ピザ、寿司、ラーメンetc...

好きな飲み物...オレンジジュース、ビール

好きな芸能人...大泉洋

このブログはホラー以外のジャンルも扱うようになったので、普通の映画好きな人も見てくださると嬉しいです!
Twitterリンク: (Twitter

最近新しいブログも始めました! リンクはこちら、Takaのお気楽堂

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

映画総合 (70)
アニメ (11)
ゲーム (2)
その他 (3)
アクション (8)
サスペンス (9)
スプラッター (11)
ホラー (13)
スリラー (8)
ヒューマンドラマ (6)
SF (9)
コメディ (2)
時代劇 (1)
怪獣映画 (6)
ダークファンタジー (1)
ヒーロー、ヒロイン (2)
お祭り映画 (1)
駄作 (1)
青春映画 (0)

広告

フリーエリア

リンク

検索フォーム

フリーエリア