Takaのビックリ映画館

元はこの僕、Takaがホラー映画、SF映画やアクション映画を紹介、レビューするブログでしたが、名前を新たに、僕が観た様々なジャンルの映画を独断と偏見でレビューするブログに変身しました(笑) *過去の記事には刺激が強い内容を含むもの(主にホラー、スプラッター系)がありますので、KIDSと下ネタ嫌いな人はご注意ください!!

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BLAME!ブラム

今やGEOやTSUTAYAといったレンタルショップよりも身近な存在となったNetflixやHulu、U NEXT、Amazon video、DMM.comといったネットワーク動画配信サービス。
クレジットカードで手軽に引き落としが可能であること、また返却の手間も省けて、かつ見放題という特典がついているこれらの配信サービスは、まさにネットの技術革新が進む現代において非常に充実したコンテンツであるといえるでしょう。

僕もNetflixとAmazon video、U NEXTを利用していまして、新旧の映画やアニメを観るのにすごくお世話になっています。
この3つのうち、Netflixは非常に今注目していまして、それこそがNetflix独占配信と銘打たれた作品群であります。
特に海外ドラマは非常にオリジナルコンテンツが豊富で、今はウェス・クレイブンの映画「スクリーム」のドラマ版を視聴しています。

このドラマ作品は96年公開の映画の続編ではなく、現代的なアプローチを利用した完全新作になっているのですが、その要素が非常にうまく機能していてとても面白いです。 基本的な人物設定は映画版とよく似てはいますが、サスペンスをより盛り上げるために登場人物を増やしたことが大きな特徴です。 
シリーズを観てる方ならもはやお馴染み、ホラー映画定番のネタは次々と破られていくし、いい意味で裏切ってくれている作品であります。

さて、「スクリーム」の話題はこの辺にしておいて、今回の本題に移りましょう。
今回紹介する映画は、なんとNeflixで世界配信と同時に、劇場で公開された変わり種の作品、「BLAME!ブラム」であります!

「シドニアの騎士」の弐瓶勉が、1997~2003年に「アフタヌーン」で連載したデビュー作のSF漫画「BLAME!」をアニメーション化。「シドニアの騎士」のアニメ化も手がけた瀬下寛之監督とポリゴン・ピクチュアズの制作により、人類が都市の防衛システムによって排除される危機に瀕した未来世界を舞台に、世界を正常化させるため巨大な階層都市を探求する主人公・霧亥(キリイ)の姿を描く。過去のある「感染」によって無秩序に無限に増殖し続ける階層都市。人類は都市のシステムをコントロールできなくなり、防衛システムの「セーフガード」によって駆除・抹殺される対象になっていた。そんな中で生き延びたわずかな人々も、慢性的な食糧不足やセーフガードの脅威によって絶滅の危機を迎え、仲間を殺された霧亥は、世界を正常化する鍵となる「ネット端末遺伝子」を求めて旅に出る。声の出演は櫻井孝宏、花澤香菜、雨宮天、山路和弘、宮野真守ら人気・実力派声優が揃った。(映画.comより)

まずはっきりといってしまいますが、この作品ね、

めっちゃ面白かった!!

いや、まああまりにもはっきりしすぎてしまっていて浅いと思われても仕方ないような感想なんですが(笑)、僕の中ではこの映画、マイフェイバリットである「ブレードランナー」に匹敵するほど心をつかまれた作品なんです。
あと、初めて押井守の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を見たときの感動にも近いかな。
久しぶりに骨太な作品を観たという感じです。

この映画、ポスターから何となくですが、とてつもなく難解なストーリーが展開されていると思わせるような雰囲気なんですよ。
しかし、蓋を開けてみると、むしろ娯楽性のほうが強いんです。
それこそ、タイプは違いますが、「マッドマックス」などのようなディストピアものの系譜にありながらも、哲学的であったり、決して説教臭くはなっていない絶妙なバランスなのです。
説明セリフはやや多いし、専門用語が次から次へと連発されるのですが、何が何だかわからないということはないし、観ていて退屈することはありません。

この映画は、ハードSFでありながら、観客に親切な工夫がなされているんですね。
また、映像でしっかりと表現すべきところは押さえられていたのもよかった。 
セルアニメ調の3DCGという特性を上手く利用したシーンが多く見受けられます。 
特に「シドニアの騎士」でもそうでしたが、メカなどの非人間的な物体の描写は流石といったところ。

随所に違和感があるという声もありますが、まだ実験段階でもあるということを考えれば、十分よくできていると思うし、これからのさらなる発展が期待できるのではないかと僕は思います。
これはやはり、アニメの利点であると言えますし、実写では決してできないことだと思いますね。


次に登場人物ですが、これが実に皆魅力的。 まず主人公のキリイがとてもかっこいい。 
まるで時代劇に登場する浪人のように、巨大な階層都市を放浪しているのですが、劇中ほとんど喋りません。 
ただ寡黙ながらも、村人を助けようとする行動で示すその姿は、まさに最近はめっきり減ってしまった本格的なハードボイルドキャラであります。 サイボーグでありながら、「ターミネーター2」のT800のように、人類に明確な敵意を持たず、「マッドマックス」のマックス・ロカタンスキーのように行く先々で困っている人々の手助けをするというキャラ設定は、ありふれたものではあるものの、明らかにSFヒーローのマインドを受け継いでいます。 またこの寡黙なキャラを「ベルセルク」、「おそ松さん」の実力派、櫻井孝宏が演じているというのも凄い。

このキャラクター設定は、同じ原作者の作品である「シドニアの騎士」の主人公、谷風長道とは対照的です。
一見物静かながらも、内に熱い心を秘めており、感情豊かな長道に対し、常にポーカーフェイスで淡々としているキリイは感情移入の対象とは言えませんが、純粋に頼りになる存在として、魅力的なキャラクターであります。

そのキリイと協力することになる村の人々ですが、彼らもただ虐げられるだけの存在ではなく、セーフガードに対抗しようと戦う人間くささに溢れたキャラばかりです。 
それぞれ、考え方こそ違うものの、セーフガードによる支配から、人類が蹶起を起こそうしている気持ちは皆同じ。 その中には、この先に不安を感じる者、ただただ自分が助かりたい者など様々なのです。
また、足を引っ張るやつが一人もいないのもよかった。 どれだけ傷付こうとも、それぞれができうることを最大限にやろうとして、仲間を見捨てたりするようなやつは一人もいません。 

ネタバレになってしまうため詳しくは語りませんが、終盤ある人物に異変が生じます。そのときの描写も、この世界に生きる人々の不安や恐怖の象徴ともいえ、作品としての真髄を物語っています。
これはアプローチこそ異なるものの、「シドニアの騎士」と同じ展開を用いており、こちらもまた作品の世界観を象徴する手段として非常に興味深いものだと感じましたし、ある意味姉妹的な作品とも言えるのではないかと思いますね。


さて、上でいくつか「シドニアの騎士」との共通点を述べながら語りましたが、僕が最もSFとして共通していると思った部分は舞台設定です。
未来の地球と宇宙という相違はありますが、人類を脅かす敵(セーフガードとガウナ)、デザインが非常によく似ている戦闘スーツ、独自の防衛機能など、基本的な構図としては全く同じと言ってもいいほど共通しています。

特に敵対勢力の、非生物的で無機質な不気味さは、機械と地球外生命体というガワの違い以外は完全に同じです。
能力的にも、形は異なりますが基本は共通していますし、またなぜ人類を排除しようとするのか?といった真の理由もはっきりとは語られません。

また、2作に共通して存在する東亜重工。
この企業は「シドニアの騎士」においては重要なキーワードなのですが、今作では既に朽ち果てた過去の遺産と化しています。
このことから2作は作品としての繋がりこそないものの、同じ世界観で違う方向に技術が進んだ結果なのではないかと僕は思っています。
まあ、これはあくまでも妄想ですけどね(笑)


あと、これまた「シドニアの騎士」と同じく、テーマ曲の「Calling you」をスターチャイルドのangelaが歌っているのもポイントが高いです。
歌詞が映画の退廃的な作品世界にマッチしている上、歌声も幻想的であり、とても美しい曲に仕上がっています。


これほど濃密な世界観を構築しながらも、娯楽作品として逃げない作りに仕上げられているのは、やはり「シドニアの騎士」の成功という土台を作り、スタッフ陣の積み重ねられてきた努力の結晶であります。
僕にとってはこの作品、何度も観直すような映画になると思いますね。
そして何より今冬、この製作陣によって新たに展開される史上初の劇場アニメ版ゴジラ三部作が楽しみになる作品でした!




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  1. 2017/06/12(月) 18:07:00|
  2. アニメ
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ベルセルク 黄金時代篇三部作

1989年から、現在までヤングアニマルで連載されている三浦健太郎の人気コミック「ベルセルク」。
未だにアニメシリーズが制作され、現在シーズン2が放送されているこの作品ですが、僕は今回紹介する映画の黄金時代篇三部作と、アニメシリーズのシーズン1を観て、すっかりこのダークファンタジーな世界の虜になってしまっています(笑)

もうね、なんで中学生くらいのときにこんなに面白い作品と巡り会えなかったんだろうと思ってるくらいでして、僕の中ではある意味ベスト級といっても過言ではありません。

中世ヨーロッパにおける戦火の時代を舞台として繰り広げられる、血生臭くも美しい物語。 
神話をモチーフに、壮絶な残虐描写と性描写を取り入れられた、このハードな世界観は他者の追随を許しません。
また練りに練られた様々な設定も秀逸で、これによって西洋の絵画のように美しく、もはや芸術作品とも言える物に仕上げられているんですね。
また、合戦の描写も現実的でありながら、同時にアニメらしい表現も忘れていない出来となっているのです。

そして何より、キャラクターたちの魅力。
特に、まるで「デビルマン」の不動明と飛鳥了の関係を彷彿とさせる主人公のガッツとグリフィスの友情と確執が大きな屋台骨となっています。
単純に男として、肉体的にも精神的にもかっこいい戦士ガッツと、理知的で中性的な美しさを持つ誇り高き騎士グリフィス。
最大の親友であり、またライバルでもあるというこの2人の関係が、物語をありふれた勧善懲悪として終わらせることなく、作品をダークな雰囲気に包みこみ、さらに骨太なものへと仕上げられているのです。




序章から時を遡り、ガッツの生い立ちから鷹の団での青春時代、「蝕」、復讐の旅に出るまでを描く。

死んだ母親の骸から泥の中に産み落とされたガッツは、偶然通りかかった傭兵団に拾われ、過酷な環境の中で育ての親から剣術を教えられ、幼い頃から戦士として戦場で生きていく。ある日、育ての父を殺害してしまったガッツは傭兵団を脱走、流れの傭兵として各地の戦場を転々とする生活を送るようになる。そんなある時、ある城での攻防戦において凄腕の騎士を倒したガッツに、傭兵団「鷹の団」団長グリフィスが目を留めるのだった。


こうして見てみると、何よりガッツの壮絶な人生に驚きますよね・・( 死んだ母の骸から・・・っていうくだりでギブアップする人いるんじゃないでしょうか・・・)
幼い頃から戦士として生き、自分自身だけを信じてきたガッツ。そんな彼がある日出会ったグリフィスにその実力を見出されれ、鷹の団に入ることになりますが、まずこの「ホモソーシャル的なきゃっきゃ感」が堪らん!という人がいるであろう展開が衝撃的。

何せグリフィスはガッツに「俺はお前が欲しい」、「お前は俺のものだ」なんて言うんですからね・・・
いやね、「俺の部下になれ」とかならわかるけど、こんな独占欲強い言われ方したら、そりゃガッツだって「俺はそんな趣味ねぇぞ」って返したくなりますわな(笑)

まあ、結局はグリフィスの美しい容貌とその高いカリスマ性に負けちゃうんですが。
ここはシリアスでありながらもホモっぽい、少し笑えるとこなんですけど、そんな2人のやりとりを見ていた鷹の団の女隊長キャスカは大変ご立腹。
キャスカはグリフィスに対し、恋愛感情よりはむしろ尊敬の念を抱いており、自分が認められたいという承認欲求があるわけです。

グリフィスはキャスカの純粋な心に気づかず、ガッツにホモホモしいことを言ったもんだから、キャスカの怒りがガッツに飛んでいきます(悲惨だ・・・)
そんな奇妙な関係(?)の3人も、戦を重ねていくうちに徐々にお互いを認め合うようになります。
最終的にガッツは、グリフィスが王女にかけた言葉によって、彼の元から離脱し、自らの足で歩むことを決意しますが、これが本当に皮肉なことなんです。
そもそも、グリフィスはガッツは自分から離れることはないという、絶対的な自信があったにも関わらず、あることがきっかけで人を殺め続ける人生を生き続けることに疑問を抱いていたガッツに、ある意味答えといえるものを提示してしまったのです。
そんな悩みと戦うかのように剣を振り続けるガッツ、そして彼の考えていることなど予想だにしていないグリフィスたち鷹の団はドルドレイ砦を攻略した後、貴族として国に迎えられることになります。
もう戦士として戦い続ける必要はなくなったと、多くの兵が考える中、ガッツはついに鷹の団を去ると打ち明けます。
ガッツを失いたくないガッツは、グリフィスと決闘しますが、勝ったのはグリフィスではなくガッツ。 初めて会ったときとは違い、自らの生きる道を決めた男に負けることなどありえなかったのでした。
ガッツを失ったことで吹っ切れてしまったグリフィスは、なんと絶対に手を出してはならない王女と姦通してしまいます。
代償としてグリフィスは、地下牢に閉じ込められ、凄惨な拷問を加えられた挙句、廃人と化してしまいました。

その後、ガッツは再び鷹の団に舞い戻り、共に死線を越えていくうちに相思相愛となっていたキャスカと結ばれます。
その後、鷹の団はグリフィスを救出することに成功しますが、もはや鍛え上げられた肉体など消え去るほど痩せ細り、言葉すら発することができないほど衰弱していたグリフィスには、戦場に戻ることなど不可能でした。
完全に深い闇へと堕ちてしまったグリフィスに呼応するかのように、彼の身に着けていた真紅のベヘリットがゴッドハンドを召喚。
「降魔の儀」を行うための生贄として、キャスカたち鷹の団が選ばれ、絶体絶命となったガッツ。
やがて彼の一生を蝕む凄惨な光景を目にすることとなり、長い復讐の旅へと続くのでした・・・

ここまで壮大で、ダークな世界でありながらも、更に続きを観たくなるような中毒性がこの作品には宿っています。
単純なアクションシーンは迫力があるし、見ごたえ十分ではあるけれども、それ以上にストーリーと世界観がしっかり作られているため、アニメを観ているというよりも、「ロードオブザリング」などのような分厚い小説を読んでいるような感覚に陥ります。
作りこまれた壮大な世界観という土台があるからこそ、中身であるアクションシーンや人間ドラマがしっかりと落とし込まれ、作品としての完成度を高めることに成功しているのです。
もちろん、原作が素晴らしいのだから、良いものにならないほうがおかしいと思う人もいるかもしれません。
しかし、その素晴らしい原作を土台として、アニメ作品として肉付けしていくということは必ず成功することではないと思います。
そういう意味では、この三部作は原作の良さを生かしつつ、完成度の高い作品としてよくできているのではないでしょうか。

現在は、軽めの作風が主流のようにも見受けられますが、もっと「ベルセルク」のような重厚な作品がもっと増えてもいいのではないでしょうか。 軽い作風は、それはそれでいいのですが、やはりこういう重厚な作品もあるからこそ、アニメは面白いんです。
また、僕のレビューを読んで、今まで「ベルセルク」を知らなかった方も、残虐描写や性描写さえ気にならなければ、観てみるのも良いんじゃないかなと思います!


  1. 2017/06/10(土) 19:46:00|
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バイオハザード ヴェンデッタ

このブログで何度か扱っている映画のシリーズに、ミラ・ジョボヴィッチ主演の実写版「バイオハザード(原題:Resident Evill)がありますが、映画ファンの方であればご存じの通り昨年でシリーズが完結しました。 
現在は「SAW」、「インシディアス」、「ワイルドスピード SKY MISSION」のジェームズ・ワン監督によってリブートの計画が立てられているとのことです。(ちょっと早すぎる気はしますが、ホラーもアクションも得意なワン監督がプロデュースするとなれば期待大!)

とまあ、実写版の話を少ししましたが、今回紹介する「バイオハザード ヴェンデッタ」は、実写版ではなくゲーム版の世界設定を共有して作られた作品であります。
まず2008年に第1作「バイオハザード ディジェネレーション」が公開されまして、この作品はゲーム版バイオの4作目と5作目の間の出来事を描いた作品となっています。
続いて、2012年には第2作「バイオハザード ダムネーション」が公開。この作品もまたゲーム版第5作目と6作目の間を描いた作品であります。

こうやって見ると、ゲーム版のファンしか楽しめないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、決してそんなことはなく、ゲームを知らない人にも楽しめるようなストーリー展開になっています。 ゲームを知っているとニヤリとできるシーンはありますが、知っていなければ楽しさ半減・・・みたいな感じにはならないし、映画をきっかけにゲームをプレイしてみたくなるような工夫がされていて、メディアミックスとして非常によくできているシリーズだと思います。

カプコンの人気サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズをもとにしたフルCG長編アニメの第3弾。「呪怨」シリーズの清水崇が製作総指揮、「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の辻本貴則が監督を務め、歴代シリーズの人気キャラクターやオリジナルの新キャラクターたちが繰り広げる死闘を描く。武器密売組織の拠点となっている洋館に突入した対バイオテロ組織「BSAA」のクリスは、国際手配犯アリアスと対峙するが、信じられない光景を目の当たりにし、取り逃がしてしまう。一方、特殊部隊「S.T.A.R.S.」の元隊員である大学教授レベッカは、よみがえった死者が凶暴化する謎の現象に新型ウィルスが関係していることを突き止め、治療薬の開発に成功する。その直後、研究所は何者かに襲撃されるが、駆けつけたクリスたちがレベッカを救出。事件を熟知する大統領直轄組織「DSO」のエージェント、レオンに協力を求めたクリスたちは、アリアスの真の目的がバイオテロだと知り、阻止するべく奔走する。(映画..comより)

さて、ゲーム版をほぼ制覇している僕としては、なかなか厳しい目を持っていますが(笑)、今作は前作よりもシナリオは劣るものの、脳筋アクションバカ映画という条件付きでかなり良かったです!

まず、ストーリーはね、ほんとに単純(笑) 復讐モノなのですが、主人公のクリス・レッドフィールドが仲間を大勢殺され、盟友のレオン・S・ケネディと協力して敵をぶっ倒す! ほんとにこんな感じです(笑)
その敵であるグレン・アリアスにもバイオテロを引き起こした理由がありまして、結婚式中に某国(アメリカのこと)に爆撃されてしまうという悲しい過去を持っています。 しかし、こいつあまり同情できるようなキャラじゃないんですよね。
なぜかって? そりゃもちろん・・・

サイコパスだから!!

怖いを通り越してむしろ気持ち悪いくらい(笑) 
ゲーム版バイオ0の主人公であるレベッカ・チェンバースを、自分の死んだ妻と似てるからって誘拐し、挙句の果てにはドレス着せて結婚しようだなんて言うんだから・・・ 
これには引きましたな、さすがに・・・

ただこいつとこいつの取り巻きが完全にイカレていて人間らしさがないため、一層主人公たちを応援したくなるんですよね~。
もうクリスさん、レオンさんやっちゃってください!みたいな(笑)

そのクリスとレオンがまたすごい!(笑)
まず、その筋骨隆々の肉体からゴリス(笑)なんて不名誉なあだ名を持つクリス。 彼はゲーム版の5で既にわかることではありますが、人間やめてますな(笑)
2倍くらいデカイ化け物に吹っ飛ばされても無傷、高所から落ちても少し足を怪我する程度、ゾンビに掴まれてもその肉体からは考えられないほどの速さですり抜け・・・

もうなんやねん、お前は!?

とツッコミたくなります(笑)
まあ、ゲーム版5の時点で巨大な岩を持ち上げたり平気でこなしてしまうような男ですから、この程度は朝飯前なのでしょう(笑)

次にレオンもクリスに引けを取らないほど人間やめてます(笑) いや、身体能力だけならそれ以上かも・・・
ゾンビの攻撃を軽く避けるなんて当たり前のようにやってますし、イーサン・ハントの如くバイクに乗ったままハンドルに足をかけて運転、さらに正確な射撃能力によってゾンビ犬をキル、例の馬鹿でかい化け物にボコられ、握りつぶされそうになっても大丈夫・・・

と、この男もなかなかの人外であります(笑)
こんなジョン・コナーみたいな髪サラサラのイケメンがかっこいいアクションを連発しまくるのですから、女性の方々は惚れ惚れすること間違いなしでしょう!

そんな男祭りの傍ら、マリオの助けを待つピーチ姫状態のレベッカはほんとにキュート! ゲーム版バイオ0での年齢が18歳なので、三十路(汗)でありますが、彼女の可憐さは全く変わらず。 しかもドレスまで着せられちゃうんだから、レベッカファン歓喜ですね。 ただ戦闘シーンが少なかったので、その点はゲームファンとしては残念。

あとね、音楽がすごくよかったです。「科捜研の女」、 「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」、「劇場版Fate stay night Unlimited Blade Works」の川井憲次氏が担当しているのですが、ほぼまんま「科捜研の女」でした(笑) バイオっぽさがないとか言う人もいるかもしれないですが、あのテンポの良さがいいんですよね。 
あと僕は「科捜研の女」ファンなので、それっぽい曲を劇場の音響で聴けるというのが嬉しかったです。
ちなみにクリスとアリアスの戦闘シーンは、完全に「Fate stay night」でした(笑)

全体的にはゲーム版のバイオハザードにコマンドーとミッション・インポッシブルを足した感じの映画ですので、娯楽性は抜群。
いろいろツッコミどころはありますが、頭空っぽにして楽しめる最高のバカ映画です!
  1. 2017/06/10(土) 12:44:49|
  2. アニメ
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悪魔の手毬唄

最近は観た映画のネタが洪水のように溜り、ブログのネタへと消化できていない悪循環でありまして(笑)、なかなか更新できていないのですが、これは良いと思った映画をピックアップしていこうと思っているので、このブログを見てくださってる方はどうか優しい目で応援していただけると幸いです!

さて、今回紹介する映画は、僕が個人的に好きな作品でありまして、横溝正史の小説を原作とした「犬神家の一族」(1976)のヒットを受けて公開された、故・市川崑監督、石坂浩二主演による作品、「悪魔の手毬唄」であります。


文明社会から隔離され、古い因習がいまも力を持つ鬼首村(オニコベムラ)。村に伝わる手毬唄。その歌詞に見立てた殺人事件が発生する。事件解決を依頼された金田一耕助。やがて、事件の背後に村を二分する二大勢力、由良家と仁礼家の存在が浮かび上がってくる。金田一は真犯人を見つけ出すため、失われた手毬唄の秘密を追うが……。石坂浩二の金田一耕助シリーズ第二弾。 (Yahoo映画より)

1976年公開の「犬神家の一族」は、もちろん日本映画の金字塔として根強い人気を誇る偉大な作品であり、パロディもよくなされているという点からも非常に影響力があることはよくわかります。
娯楽映画として完成された豪華絢爛な「犬神家の一族」の陰に隠れがちな印象の強い「悪魔の手毬唄」ですが、実はこの作品が石坂金田一シリーズの最高傑作として挙げる映画ファンも数多くいます。
続編であるにも関わらず評価が高いのは、やはり岸恵子、若山富三郎といったキャストたちの熱演と、より洗練された美しい映像、そして何よりミステリーとしての完成度の高さによるものでしょう。

まず、オープニングシークエンスが素晴らしい。 日本の田舎にある村でいちゃつく若者たち・・・という一見外国映画でもみているような雰囲気を打ち破るかのように、ブレーキが壊れた自転車を全速力で走らせ登場する金田一。
その後、岸恵子演じる青池リカのダイアログへと移り、彼女があるセリフを言いかけたと同時にタイトルが表示される・・・
この巧みな構成により、観客の心をがっちりと掴み、これから始まる恐ろしくも切ない事件へといざなってくれるのです。
この作品のテーマ曲である、村井邦彦による「哀しみのバラード」がまた、ドキドキ感を一層高めてくれます・
おどろおどろしいながらも、どこか希望を感じるクラシック的な美しい曲だぅった「愛のバラード」に対し、「哀しみのバラード」はひたすらい悲しさ、切なさを感じさせる、非常に日本的なメロディの曲ですが、これが作品と非常にマッチしていて、思わず何度も聴きたくなるような気持ちにさせられます。


ストーリーは、兵庫と岡山の県境にある、「鬼首村」で起こった殺人事件がキーになっています。 前作や「獄門島」のように、手毬唄をモチーフにした見立て殺人が行われますが、これ自体がミステリーとしてよくできており、犯人の動機もその立場に立たされたことを感じると非常に納得できるものです。(肝心の犯人が結構早い段階でわかってしまうのが残念)
前作で描かれていた母の哀しみ要素をより突き詰め、母、それ以上に一人の女としての哀しみが強調されています。 また、閉鎖的な村において、時代が移り変わりという人にはコントロールすることのできない理不尽さに翻弄される人々がいて、それに順応する者もいれば、取り残される者もいるという人の世もしっかりと描かれています。

キャストを見てみると、すっかり金田一耕助役が板についている感のある石坂浩二、今回金田一とともに事件に挑む磯川警部を演じる若山富三郎、20年前の事件がきっかけで心に傷を持っている未亡人、青池リカを演じる岸恵子、シリーズ常連の加藤武や大滝秀治といった魅力的な役者が揃っており、それぞれの持ち味をしっかりと出せています。
特に若山富三郎演じる磯川警部の人情あふれる雰囲気が最高で、金田一との男の友情をこれでもかというほど見せてくれます。また、彼が20年ぶりにこの事件を捜査するきっtかけとなった、岸恵子演じる青池リカのことを愛しているのですが、彼女に気づいてもらえない・・・というまるで少年のような不器用さもまた、彼が非常に魅力的なキャラクターであるといえます。
一方の岸恵子演じる青池リカは、20年前に夫が殺されたという凄惨な光景をめにしながらも、明るく振る舞っている。 明るく振る舞っているんだけども、どこか影のある感じが非常に上手く出せています。
また、美人ではあるけれど過去に水商売とかやってたのかな?とも思えるちょっと派手めな顔立ちと、地味な和服姿のギャップもあいまって何か訳ありなんだなと感じさせ、この人が演じているからこそ出せるものだと感じましたね。

演出手法については、もう語りつくされていますがやはり構図がかっこいいですね。
市川監督は、実写映画にアニメ的な手法を導入したパイオニア的な監督であり、「新世紀エヴァンゲリオン」、「シン ゴジラ」の庵野秀明監督も市川監督の影響を受けていることは映像を観れば手に取るようにわかります。
無駄なシーンは全くないので、映画として非常に観やすく、画面の切り替わりも完璧に計算されているので、観ていて飽きることがありません。
また、殺戮シーンにおいても、前作同様おどろおどろしさと美しさが同居しているような絵作りが徹底されており、もやはアートと呼んでもいいその出来は秀逸。
市川監督作品を観ると、最近の日本映画でもアニメ的手法をもっとやればいいのに・・・なんて思ってしまいます。
ただ、やはりこの手法は非常に時間をかけつつ、丁寧に作らなければ成しえないものであり、職人技だなと感じますね。

最後に、この映画のラストを飾るシーンは日本映画屈指の名場面であります。 岡山にある総社駅を上手く利用したシーンなのですが、非常に潔く美しいものであります。 もうね、こればかりは実際に観て確かめてもらいたいです! 言葉で説明できない良さがそこにはあります。
原作のある映画を観ているというよりは、市川崑監督の世界を観ているような感覚になる作品で、非常に味のある映画であり、ジブリ映画のように何度か見返したくなるような、隠れた名作だと思いますね。
  1. 2017/06/02(金) 17:00:00|
  2. サスペンス
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ドント・ブリーズ

昨年の公開当時、気にはなっていたものの何となくスルーしていた今回紹介する映画「ドント・ブリーズ」。
「死霊のはらわた」のサム・ライミが製作に携わっているものの、監督が、(予告編でスルーしていた)リメイク版の「死霊のはらわた」の人。
正直、製作と監督が逆だったらな~なんて思いながらも、レンタルでDVDを借りて、あまり期待しないで観たわけであります。

結果・・・



めちゃめちゃ面白かった!!

最近のスリラーもので、あまり心にビビッと来るものがなかった僕にとっては、ダントツに出来が良い!
一軒家というソリッドシチュエーションを、非常に効果的に使った良作でありました。

サム・ライミ製作、リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督による、全米でスマッシュヒットを記録したショッキングスリラー。強盗を企てた若者3人が、裕福な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描く。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、地下に大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。しかし、その老人は目が見えないかわりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常な本性を隠し持つ人物だった。暗闇に包まれた家の中で追い詰められたロッキーたちは、地下室にたどり着くが、そこで恐るべき光景を目の当たりにする。(映画.comより)

いやぁ、正直舐めてました、フェデ・アルバレス監督のこと。この作品観て、リメイク版はらわた観たくなりましたもん!(笑)
ここまで面白いスリラーが撮れるのだから、今後に期待ですな。
サム・ライミについては言わずもがな、僕がこのブログ立ち上げた初期にレビューしていた低予算ホラー映画の金字塔、「死霊のはらわた」の監督で有名ですね。 
ここから少しライミについての話になってしまうのですが(笑)、彼が監督した映画で、「スペル」という作品があります。
その作品がですね、今回の「ドント・ブリーズ」とコンセプトが非常に似ていまして・・・
「スペル」ではある女性の銀行員の親切心から、大人しそうに見えて実はとんでもなくおっかない婆さんに追いかけまわされる・・・っていうような凄い映画なんですが(笑)、「ドント・ブリーズ」もその系譜に当たる作品であります。
まあ、映画秘宝的に言うと、「舐めてた相手が実はヤバいやつでした」系映画なんですよね(笑)
実はライミ、僕の大好きなシリーズである「スパイダーマン」3部作で有名になる前に撮った「ダークマン」という、アメコミ的なダークヒーローものの映画でも、同じことやってるんですよ(笑) 多分彼はこういう感じのヤツが得意なんでしょうな。
なので、この映画は監督こそアルバレス監督ではありますが、完全にサム・ライミ節全開の俺様映画といっても過言ではありません!(言い切った(笑)

まず、この映画の殺人鬼として登場する盲目の老人。この方の設定が非常に斬新であります。 
彼はイラク戦争にて手榴弾の破片を食らい、盲目になっています。
一見、楽勝じゃないの?と思えますが、実はこの方、目が見えない代わりに聴覚が異常に発達していまして、一度掴まれたらそのマッチョな肉体から繰り出される怪力によってあっという間にジ・エンド。
正直、ゾンビとかモンスターより普通に怖いです(笑)
しかも元軍人であるために、銃の扱いは泥棒とはいえ所詮一般人であるロッキーたちを遥かに上回るという厄介ぶり。
さらに最悪なことにいつも涎を垂らしている狂暴な犬を従えている隙の無さ・・・
この圧倒的な絶望感の前に、ロッキーたち泥棒3人組は次々と屈していきます。

まあでも、この老人は確かにヤバいサイコパスなんですが、ロッキーたちにも家に泥棒として侵入してきているわけなので、どうも3人に感情移入できないのが面白いところですね(笑)
一応、ロッキーには育児放棄してる親の元から抜け出すための資金が欲しいっていう理由があるにはあるんですが、ちょっと憎たらしい不良少女って感じで、可愛げがないんですよ。その彼氏のマニーなんて下劣な、ホラー映画ならまっ先に殺されそうなヤツですし。唯一、ロッキーに気があるアレックスが比較的常識人ですが、こいつもあんまり感情移入はできないんですよね(笑)

この3人組を魅力的に設定していないということが、逆に盲目の老人のキャラを立てることに成功しているっていう・・・
もはや主人公は盲目の老人ですな!(笑)
ラストなんてこの手の映画じゃ、珍しく殺人鬼側の気持ちを考えてしまったし。
盲目の老人は、作中では完全な狂った男として、感情移入をさせないような描かれ方がされていますが、戦争と事故で娘を亡くした心の傷が彼を狂わせたんだろうななんて考えてみると、哀しくて孤独な「悪」だよね・・・なんて思ったり。

なんか、どことなく映画そのものも哀しいんですよね、デトロイトというアメリカのある意味負の遺産ともいえる物語の舞台も相まって。
全く短さを感じさせない、それでいてテンポのいいストーリー展開が秀逸な、88分でありました。
  1. 2017/05/23(火) 00:17:43|
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